株式会社秀榮

お客様の声

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1

煉瓦造りの瀟洒な家

煉瓦の家への憧れ

幼い頃にテレビで見た「3匹の子豚」の人形劇。その物語との出会いが、僕の煉瓦の家への憧れの原体験なんです。3兄弟の子豚たちはそれぞれ、藁の家、小枝の家、煉瓦の家を建てました。怖いオオカミに襲われるのですが、藁の家、小枝の家はすぐに壊され、末っ子の子豚が建てた煉瓦の家に3兄弟は逃げ込んで助かった。子供心に「煉瓦の家は頑丈で安全なんだ。自分も大きくなったら煉瓦の家を建てたい」と思ったものです。

また京都市にある僕の生家は、外壁にタイルを施した築80年ほどの古い家なんですが、木の桟は黒ずんでも、タイルの部分は全く変わらずメンテナンスの必要がなく、土で焼きしめたものは、耐久性に優れているということを実感しながら育ちました。

さらに中学時代から好きだったギター曲「アルハンブラ宮殿の思い出」の題材となったスペインのグラナダを、大人になってから訪れたのですが、13世紀に建てられた赤煉瓦の宮殿がそのまま美しい姿を留めていることに感動し、煉瓦の家への憧れはますます強くなりました。

自分も大きくなったら煉瓦の家を建てたい」
と思ったものです。

この家は、秀榮と僕との共同作品

実は秀榮に家を建ててもらったのは2軒目で、1軒目は予算の都合上、煉瓦調のサイディングの外壁材を使って建ててもらいました。住み心地は結構良かったのですが、本物の煉瓦への憧れが断ち切れず、1軒目を売却し、ようやく2軒目に本物の煉瓦の家を建てたんです。

2軒目の家を建てるとき、他社にも見積依頼をしましたが、秀榮が最も安かったんですよ。それに加え1軒目の家を建ててくれた際の信頼感が大きく、今回も秀榮に発注することにしました。1軒目を建てた後、住んでみて感じる些細な不具合も、電話一本ですぐにかけつけてくれた対応の良さから、2軒目でも僕の細かなこだわりに対応してくれるはず、と期待しました。

僕の細かなこだわりに対応してくれるはず、
と期待しました。

僕は出窓が大好きなんですよ。造ってもらった後で知ったのですが、煉瓦の家で出窓を造るのはとても手間が掛かるのだそうです。確かに他のビルダーの煉瓦の家は、出窓がなくフラットな箱のようなものが多いですね。秀榮はそんな面倒な依頼も嫌な顔一つせず、気軽に引受けてくれました。私の家族は押し入れの中のデッドスペースを有効利用するための細かな仕切り棚とか、鋭角的な屋根を造ることによって生まれたデッドスペースを利用した屋根裏収納庫が、とても気に入っています。また、別のデッドスペースを隠し収納に有効利用してくれたのは大変嬉しいサプライズでした。これは秘密の金庫なのでどこにあるかは公表できないのが残念ですが(笑)。
プランニングはもちろん、建設中も毎週末、自分自身で現場に出向き、作業をしてくれる方々と対話をしました。この家は、秀榮と僕との共同作品なんです。

造ってもらった後で知ったのですが、
煉瓦の家で出窓を造るのはとても手間が掛かるのだそうです。

実証された堅牢性

建設期間中にニュージーランドのクライストチャーチで大震災があり、多くの煉瓦造りの建造物があっけなく崩壊してしまいました。あの時は、正直申しまして自分の家の耐震性に不安を感じ、ナーバスになりましたね。秀榮は「ニュージーランドの崩壊した建造物は煉瓦を積み上げただけですが、今田邸は煉瓦の中に縦と横に鉄筋を通し、専用金具で躯体に引っ張って補強しているので、全く心配ない」と自信を持って説明してくれたので、安心しました。

3月11日の東日本大震災の日が、たまたま完了検査の日で、秀榮の建築マネージャーが家の中で被災したんですね。地震だとは思ったそうですが、家が軋む音は全く聞こえず、さほど大きな揺れは感じなかったとのこと。揺れが続いている最中に外に出て初めて、前代未聞の大地震だとわかったそうです。その後、私もこの家で何度が余震を経験しましたが、発表される震度より体感震度は大変小さく、堅牢な家であることを実感しています。まさに三匹の子豚の末っ子が建てた”丈夫で安全な家”あることが立証されました。

幼少の頃から構想50年のこだわりの住まいですから、これからも手を入れて大切にします。秀榮さんには、末長くこまめに面倒を見てもらいたいですね。これからもよろしく。

発表される震度より体感震度は大変小さく、
堅牢な家であることを実感しています。

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